医療関係者の方へ

医療関係者、介護関係者の皆様に、当店の業務内容をご紹介いたします。

当店では、1992年から足や脚の様々なトラブルに対して履物を使用して対応するヨーロッパ、特にドイツ語圏諸国(ドイツ/オーストリア/スイス)に於ける整形靴技術に魅せられ、それぞれの国の整形靴マイスターからの理論の習得と技術の研鑽に努めてまいりました。また、独国整形外科医師や米国足病医師によるセミナーを受講して最新の理論と処方を学習しています。

今後もトラブルの予防や治療のアフターケアに役立てるように新しい理論と技術の学習に励み、お客様の元気な歩行のお手伝いに努めたいと考えております。

1靴の中で補装具を使用するために大き過ぎるサイズの靴を使用することは、安定性を欠き、歩行の妨げになるばかりか、相当に疲労を伴いますので歩行の補助の目的を達成することは出来ません。
2当社において製作しているインソールや特殊インソールなどは、お客様が現在使用しているサイズの靴でご利用いただけるように、スリムに製作されております。容積を取らずに、身体を支持するためには支持素材に薄さと強度が求められますが、ドイツを初めとする足と靴の先進国で開発された素材を使用することで、可能にしています。又、強度を求めて素材を積み重ねると厚く、重くなってしまいますので、必要な部位には必要な強さを付加して、他の部分はどこまでもシャープに作り上げるように留意します。この理論と製作方法は整形外科靴マイスターからの直伝に成ります。
3現在は、支持素材として理想的な、より軽量で薄くて強度が高い素材としてカーボン(炭素繊維)に注目して、機械の導入と製作技術の完熟を行っています。製品化までもう少しお待ちください。

足の状態を様々な方法で観察します。

身体の重心や体重のかかり具合を確認します。

足型を取ります。

足に合わせたインソールを製作します。

4身体を支持する目的でインソールや特殊インソールの製作と靴の調整を行います。インソール調整は身体に機能し、靴調整は強い支持力が必要な場合にもちいます。相互に補完しあって身体を支え、歩行を補助する訳ですから靴選びがいい加減ではその目的を達成することが出来ません。患者様へのご指導を宜しくお願いいたします。
5大きな脚長差に対する補高。関節の安静や免荷にロッカーバーソール/ヒールロール/方向ロール。中足骨頭下部の免荷にポルスタークッション/バタフライバー。膝や足関節の横安定にインナーウエッジ/アウターウエッジとフレアーソール等、これらの調整は既成靴の靴底で対応いたします。
6ヒールカウンターの拡大強化による支持力の増大。簡単に履けるように靴紐スタイルをマジックベルトに変更。変形に対する足趾と甲周り素材の伸縮性材料への変更等。これらは既成靴のアッパー調整で対応いたします。
7ほとんどの事例にはインソールと既成靴(調整に対応したドイツ製・オーストリア製)の調整と、トラブル対応用の半既成靴の調整で対応が可能です。現在、国産靴メーカーと連携をとることによって、変形に対する利便性の向上や納期の短縮と価格の引き下げに努力しています。

この範囲を超えた変形にはオーダーシューズでの対応となりますが、価格が高額となってしまいます。

以上のような内容で業務を行っておりますが、何かお手伝いできることがございましたらご相談ください。